昨今では断捨離やミニマリストといった、モノへの執着から離れる考え方が少しずつ広まってきているように思います。
かくいう私も2ヶ月ほど前からそんな考え方に共感するようになり断捨離を始めました。その理由と、断捨離を始めて良かったことをご紹介します。
断捨離とは
いらないものを断ち、不要なものを捨て、モノへの執着から離れるという、片付けとは違った考え方です。言葉の意味はWikipediaの該当ページの一言が簡潔に表しています。
断捨離(だんしゃり)とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。
引用元:断捨離 – Wikipedia
やましたひでこさんの著書「断捨離」が発表されてから広く知られる様になった考え方です。
似たような生き方にモノをなるべく持たないで生活する「ミニマリスト」があり、こちらもテレビで取り上げられる等、持たない暮らし、モノへの執着をなくす暮らしへの注目が高まっているように思います。
私が断捨離を始めた理由
私の部屋は断捨離を始める前までは汚部屋とはいかないまでも、いわゆる普通の散らかった部屋でした。そんな私が断捨離を始めたのには以下の理由があります。
引っ越しを検討し始めたため
現在実家住まいのためそろそろ一人暮らしをしたいとずっと思っていましたが、思うだけでなかなか行動に移せずにいました。そんなとき偶然にも断捨離関連のサイト(たしかはてなブックマーク経由)を見て、モノの多さが行動を妨げているのではないかと思いました。
引っ越しする場合はモノを最小限度まで減らすことが鉄則のため、行動のための準備をしようと思ったのが一つ目の理由です。
スッキリした部屋に住みたいと思ったため
今までも掃除や片付けなどは気が向いた時にしていました。しかしそもそものモノの量が多いとしまうのが億劫になって結局散らかったり、領収書やカードの利用明細などが埋もれて何ヶ月分も溜まってしまったりということの繰り返しでした。
そんな中「持たないブログ」というブログ(現在は削除されてしまっており見られません)でミニマリストの方の部屋を見る機会があり、そのスッキリしたインテリアに感銘を受けました。
必要なモノだけの、スッキリした部屋に住みたいと思ったのが2つ目の理由です。
断捨離を始めてみて良かったこと
断捨離をはじめて約2ヶ月、やってみてよかったと思ったのは以下のようなことです。
モノを買う時に、捨てるまでのことを考えるようになった
まず要らないモノを思い切って捨てることから始めましたが、モノを捨てるのは意外に面倒です。燃えるゴミであれば自治体の回収頻度も多く捨てやすいのですが、回収頻度の少ない燃えないゴミや有料回収の粗大ごみなどは少し捨てるハードルが上がります。
またなんとなく買った服やゲームセンターでがんばって取った景品なども大量に捨てましたが、これを買うお金を他に回していれば・・・という後悔がありました。
断捨離をはじめてからはモノを買おうと手にとった時、使って捨てるまでのライフサイクルのようなものを考え、本当に必要かどうかを判断することができるようになりました。
これが断捨離の「断」にあたる、不要なものを断つことに当たるのだと思います。ゲームセンターの近くを通っても景品が欲しくなるようなことも無くなり、モノへの執着も消えていったことが実感出来ました。
ゴミ収集日を覚え、ゴミの出し忘れが無くなった
断捨離を始める前までは燃えるゴミの日ぐらいしか意識していませんでしたが、要らないモノを捨てるためには燃えないゴミや資源ごみなどの回収日を知ることが必須となります。
そのためゴミ回収日のカレンダーを意識するようになり、ゴミの種類がどれに分別されるか等もおおまかに分かるようになりました。
また地方自治体が推進している使用済みの小型家電(USBメモリやCDプレーヤー等)の回収ボックスの設置場所なども調べ、ゴミを捨てる方法を知ることもできました。
これは私だけかもしれませんが、モノを捨てるのに慣れてくると次のゴミ回収日が待ち遠しくなるという謎の効果もありました。
モノの管理がラクになり、掃除もラクになった
部屋からモノが少なくなったことにより、どこに何があるかを把握しやすくなりました。
また私の掃除スタイルはウエットティッシュで気になったところを拭くというものですが、机の上も床もモノが少なくなったことにより格段に掃除がしやすくなりました。
モノを減らして掃除がしやすくなったことにより、モノを増やさなくなり部屋の綺麗さをキープできるという良いループが続けられそうです。
本当に自分が好きなものが厳選できた
断捨離において長い間着ていない服や読んでいない本などをもったいないと思いつつも捨てましたが、そのおかげで残ったものはお気に入りのものだけになりました。
中でも一番のお気に入りは最近買ったハミルトンの腕時計です。好きなもの・使いやすいもの・思い入れのあるものに囲まれることで、モノが減っても幸福度は上がったと思います。
現状のモノで満たされていれば、モノを所有している数は幸福度の高さとは比例しないのかもしれません。
おわりに
ひと通り不要なモノを捨て終わり、だいぶ部屋もスッキリしました。まだまだミニマリストには程遠い量のモノを所有していますが、必要なものとそうでないものを今後も見極めつつ断捨離を継続していきたいと思います。