ストーリーが気になる恋愛シミュレーションゲーム「俺たち別れよう」の第9章『エンディグ』をクリアしました。
ついに最終章ですが果たして主人公とタクヤが報われる展開にはなるのでしょうか・・・。ゲーム本編に対する考察とともに、衝撃の結末をご紹介します。
注意事項
本エントリは「俺たち別れよう」第9章『エンディグ』のストーリーとゲームの核心部分についての内容を含んでいます。プレイ中の方はご注意下さい。
前章となる第8章は以下のエントリでご紹介しています。
関連:「俺たち別れよう」第8章『タクヤのついた嘘』のストーリーネタバレまとめ
「俺たち別れよう」第9章『エンディグ』
ゲームメイン画面
第9章のゲームメイン画面です。なにやら本のようなものを見て号泣している主人公ですが、その本を抱きしめます。
前章で抜け殻のようになってしまった主人公が号泣している理由とは・・・?
ストーリー
第8章ではタクヤが主人公を拒絶したのが重病にかかっていたからだと分かりましたが、タクヤの母親からタクヤ本人がもう会わないことを決めたと告げられてしまいました。その後抜け殻のようになってしまった主人公でしたが、両親には全てを話したようです。
それから一週間後、タクヤの母親からのお礼の手紙とタクヤの闘病日記が主人公の元に届きます。日記にはタクヤの主人公への想いが綴られていました。ゲームのメイン画面で主人公が見ている本のようなものはこの日記だったようです。
そして日記は「自分以上に誰かを愛して欲しい」という最後のお願いで終わっていました。主人公はそれがタクヤの真意なのか疑問を持ちますが・・・。
主人公はそれからしばらくの間、日記を抱きしめたまま座り込みます。ゲームのメイン画面の2つ目となる場面です。
主人公は病気に気づいてあげられなかったことを後悔しますが、そんな中タクヤとの思い出が蘇ってきます。
記憶の中のタクヤが主人公を元気付け、主人公も少しずつ落ち着きを取り戻していきます。
タクヤの声に元気付けられた主人公はその後、自分の頬を叩いて気合を入れます。高校生編はここまでで終了です。
そして10年後・・・
物語はエンディグを迎えます。エンディグは主人公が高校生だったころから10年後の世界、桜が咲く春の時期です。
なんと主人公には子供がいます。「ゆり」という名前の4歳の女の子です。
どうやら今日は休日で、家族でどこかにお出かけするようです。行き先は「パパとママが昔行った遊園地」です。これはまさか・・・!
娘の準備が終わったところで誰かから「そろそろ出るぞ」と声がかかります。
その声の主は「パパ」でした。娘の「はーい!」という元気の良い返事とともに、全てのストーリーは完結を迎えます。この後ゲームはプロローグに戻ります。
タクヤは重病を乗り越え、生き延びることができたのか
エンディングの世界は高校生から10年後の世界で娘の年齢は4歳なので、娘が生まれたのは主人公が高校生だった頃から6年後です。
タクヤが亡くなっていたとすると娘のゆりはタクヤと主人公の間に授かった子供である可能性は低く、エンディングに出てくる「パパ」はタクヤとは別の人物となります。ゲーム最初のプロローグでは「あなたが残してくれたもの」という描写もあるため、タクヤはやはり亡くなってしまったと想像することもできます。
しかしエンディングの行き先となるのは「パパとママが昔行った遊園地」、すなわち第三章~第四章で行った遊園地の可能性が高そうです。タクヤが重病を乗り越えて生きており、エンディングに出てくる「パパ」もタクヤだとすればこちらも一応辻褄は合うことになります。
エンディングに登場する「パパ」がタクヤのことなのか別の誰かなのかは本編では明確に書かれていないため、その解釈はプレイヤーに委ねられることとなりますが、個人的にはハッピーエンドであってほしいと思います。
おわりに
メイン画面の絵がストーリーを引き立てる独特のタッチで、物語自体も進めていくうちにどんどん次が気になるという素晴らしい作品でした。最後の解釈は人によって分かれると思いますが、タクヤが生きており親子ともに幸せに暮すというハッピーエンド説を推したいと思います。
ゲーム開発者のかな氏の次回作にも期待したいです。