地方から東京への転職は期待も大きいですが不安ですよね。とくにはじめての転職となればなおさらです。
この記事は以下の方向けに書いています。
- IT業界で地方から東京への転職をお考えの方
- IT業界ではじめての転職をお考えの方
実際に IT エンジニアとして地方から東京にはじめて転職した私が、エージェントを使ってよかった点をもとに、エージェントを使うべき理由をご紹介します。
転職エージェントとは
求職者と転職先の企業の間に入り、転職する人を支援するサービスです。
大まかな説明はマイナビエージェントの以下の引用がわかりやすいですね。
求職者の中には「転職活動を自分1人で進めていくのが大変だ」「どのような企業が自分に合っているかわからない」「自分の強みがはっきりしない」など、悩んでいる人もいるでしょう。
転職エージェントはそうした一つひとつの声に耳を傾け、後悔のない選択をサポートしています。
転職エージェントの利用はお金がかかる?
転職エージェントは基本的に無料で、求職者がお金を払う必要はありません。
さらにエージェントは転職先を見つけることや、転職活動そのものにも力を尽くしてくれるはずです。
無料というと怪しいですが、なぜ無料でできるかというと実際に転職する人の入社が決まることによって、入社先の企業から報酬を得ているからです。
この報酬がけっこうな額のため、企業にとってはかなりの出費になることがあります。
このためエージェントを利用せずにリファラル採用(働いている人の知人を紹介)に力を入れている企業もあります。
ITエンジニアが地方から東京への転職でエージェントを使うべき理由
私は以下の記事に書いた 2016 年の転職の際、転職エージェントを使いました。
関連記事:地方の中小SIerを退職し、東京の外資系IT企業に転職します
職務経歴書の書き方の相談にのってもらえた
職務経歴書は IT 業界での転職の際には、ほぼすべての企業で必須と言ってよい書類です。
本来は働きながらでも常にアップデートしたほうが良いものですが、転職前は職務経歴書を書いたことがありませんでした。
職務経歴書を書くにあたり、以下のような点で相談にのってもらえた点が大きかったです。
- サンプルをもらうこと
- 提出にあたりおかしなところがないか見ていただく
上記によりはじめて書く職務経歴書でも、どのように書いたら良いかがわかりました。
採用試験・面接(インタビュー)のスケジューリングをおまかせできた
転職の際にはおおまかに以下のプロセスがありました。
- 一次選考
- 二次選考
- 最終選考
これらのスケジューリングについて自分から使えたのは各ステージでの都合の良い日だけで、企業側の採用担当者とのやりとりやスケジューリングはすべておまかせでした。
またスケジュールの決定や、再スケジュールが発生したときも連絡をこまめにいただくことができました。
親身になって不安や悩みを聞いてもらえた
私の場合は幸運にも転職先企業の面接にパスし、オファーをいただくことができました。
しかしいざ本当に転職することを考えたとき、以下のようなことを考えて急に不安になりました。
- 東京という知らない土地に一人で行くこと
- 自分が本当に転職先で通用するのか
- すぐクビになったりしないか
一時は怖くなり、転職をやめて今の会社のまま働き続けようかと本気で考えました。
この不安を転職エージェントの方に正直に伝えたところ、以下のような相談に親身にのっていただきました。
- 地方から転職する人が住んでいる地域や、具体的な駅名
- 地域ごとの家賃の相場(山手線の内側は高い等)
- 転職してから辞めた人はいるのか
特に気になったのは 3 つ目の「転職してから辞めた人はいるのか」ですが、事例(辞めた人はいる)を包み隠さず教えてもらえました。
また、企業のエンジニアたちとのオファー面談も設定してもらい、実際に働いている人たちに直接悩みを聞く機会も設けてもらいました。
オファー面談では以下のようなことを聞きました。面接中の質問と違って採用が決まった後なので、何でも聞けるのが良かった点です。
- 実際の仕事内容は現場のエンジニアから見てどんな感じなのか
- エンジニアはどのようにキャッチアップしているのか
- 副業は認められるのか
おわりに
ITエンジニアが地方から東京への転職でエージェントを使うべき理由をまとめます。
- 職務経歴書の書き方を相談できる
- スケジューリングをおまかせできる
- 親身になって不安や悩みを聞いてもらえる
エージェントを使った転職の第一歩は、なにはともあれ転職エージェントサイトへ登録しないとはじまりません。
IT 業界に特に強い転職エージェントは以下の 2 つです。
- リクルートエージェント ・・・業界トップクラスの求人数
- マイナビエージェント ・・・未経験者にも丁寧にアドバイス
エージェントは登録したからといって転職を強制されることはなく、あくまで手段の一つです。自分の強みや市場価値を知るためにも、ひとまず登録してみてはいかがでしょうか。