昔の写真を整理していたらダーツのカウントアップで1,000点オーバーした時のものがたくさん出てきました。
当時は1,000点を出すためにがむしゃらだったので、カウントアップで1,000点を出すのに必要だと思うことをメモします。
カウントアップで1,000点を超える条件
カウントアップは8ラウンドのため、1,000点を出すためには1ラウンド平均125点以上を取る必要があります。この数字はLOW TON8回ではキャッチがどれだけ高くても到達できないため、何回かHAT TRICKを出す必要があります。
LOW TONを出した時、BULLに入った2本以外の1本はキャッチで1~20点までの数字のどれかに入ります(アウトボードは除く)。その期待値を10点としてLOW TONのときに毎回110点を取れると仮定すると、1,000点を出すのに必要になるHAT TRICKとLOW TONの回数は以下の通りそれぞれ3回と5回です。
150点(HAT TRICK) * 3 = 450点
110点(LOW TON) * 5 = 550点
上記を足して450 + 550 = 1,000点
もちろん上記はLOW TONのときにキャッチが毎回10点以上取れると仮定した場合のものなので、実際にはもう一回HAT TRICKが必要になるケースも多いです。
また、途中で1BULLやNO BULLをやらかしてしまうとその分HAT TRICKで挽回する必要がある回数も多くなります。
カウントアップで1,000点を超えるのに必要なレーティング
結論から言うと1,000点を超えるのに必要なレーティングはありません。私の周りではBBフライトで1,000点オーバーを出した人もいればAAフライトでも1,000点を出したことがない人など色々な人が居ました。
体感的にはダーツライブでレーティング12以上(A~AAフライト)の人に1,000点を出したことがある人が多かったように思います。Aフライトぐらいで何日かに一回運がよいと1,000点トライのチャンスが来るといった感じです。
1日3時間ぐらいのプレイで1,000点トライが来る・または実際に1,000点を出せるという意味ではダーツライブでレーティング14以上(AAフライト以上)はあると良いです。
私が実際に1,000点を出したケース
一回目(1,018点)
私の場合はじめて1,000点オーバーを出したのはダーツライブでレーティング11(A)のとき、一人でひたすらカウントアップの練習をしている時でした。以下は記念すべき初1,000点のときの画像です。
このエントリを見ている方なら経験があるかと思いますが、はじめての1,000点を出すまでに1,000点トライ(7ラウンド終了時に850点以上)のチャンスは正直いくつあったかわかりません。毎回最終ラウンドでNO BULLをやらかしたり、あと1本という惜しいところで終わっていました。
一回出せば二回目は余裕だろうと思っていましたが、1,000点を出すことを意識しすぎて逆にチャンスを逃すことが多くなり、二回目の1,000点を出すまでに2ヶ月以上かかりました。
ニ回目(1,005点)
二回目の1,000点超えはダーツライブでレーティング12(A)のときでした。1,000点スランプに悩んでいた当時、半分まぐれで取れた点数です。
画像ではよく見ないと分かりませんが、なんと最後の1ラウンドは170点(BULL T20 T20)でHIGH TONです。
各ラウンドの数字を足すと以下の通りです。
150 + 102 + 66 + 103 + 150 + 114 + 150 + 170 = 1,005
最終ラウンド、残り170点だったのでダメ元でトライしたところ運良く狙い通りとなりました。三回目以降の1,000点オーバーでは最終ラウンドにTON80を出して達成したこともあります。もちろん失敗した回数は数えきれませんが・・・。
BULLを狙ってもどのみち外すこともあるため、たとえ180点必要でも1,000点トライできるチャンスが来たら積極的に狙ってみることは個人的にかなりオススメしたいです。
三回目以降(最高1,066点)
三回目以降はダーツライブでレーティング13~14(AA)のときでした。二回目で1,000点への執着が消えたのか最終ラウンドで緊張することも少なくなり、出ない日ももちろんありましたが多い日は一日に3回出せることもありました。
2プレイヤー以上の複数プレイヤーでカウントアップをしている時に1,000点を出せるようになったのもこの頃からでした。
7ラウンドが終わった時点で950点以上という1,100点トライのチャンスも何度かありましたが、現時点では1,066点が精一杯です。最もここ数年まともにダーツをやっていないので、これが人生最高点になるかもしれません。
カウントアップで1,000点を出すのに必要なもの
身も蓋もないですが経験から言うと「トライで緊張しなくなるほどカウントアップを練習しまくる」ことに尽きると思います。Aフライト以上の腕があることが望ましいですが、それ以下のレーティングでも900点を超えたことがあればチャンスはあります。
メンタルが強い人であれば別ですが、私の場合1,000点トライのチャンスを何十回も逃してようやく一回のチャンスをつかむことができました。さらにその次の二回目を出すまでもかなりの回数のチャンスを逃しています。
言い換えれば1,000点トライで緊張してチャンスを逃すことは半ば当然のことなのです。失敗していくうちに必ず「1,000点を出すことが普通」であるレベルに自分の気持ちを持って行くことができます。
おわりに
1,000点はある程度ダーツが上達した人にとっては達成できそうでできない、魔力を持った数字です。チャンスを逃して酷くガッカリしたり、イライラする事もありますが達成できた時の喜びは計り知れないものがあります。
このエントリが1,000点を出すためのきっかけに少しでもなれば幸いです。